キスイヤッ!

キスだけじゃイヤッ!

深夜番組からゴールデン番組に昇格

1997年に日本テレビ系で放送されていた「ZZZ」の番組として放送されていた「Kissだけじゃイヤッ!」が最終的には2004年からゴールデン番組として昇格することになったのが「キスだけじゃイヤッ!」です。
当時、司会者として人気が高かった島田紳助さんが司会を務めていた恋愛バラエティ番組で多くの人が他人の恋愛模様を見て楽しんでいました。

番組の内容

基本的に出演するのは一般のカップルで、毎回2~3組が出演していました。
それぞれ恋愛の悩みや相手に対する不満などを相談することで解決策を探るというトークだけでなく、その後のカップルがどうなったのかという内容になっていました。
島田紳助さんの軽快な司会と、面白いカップルが多かったことが高視聴率を誇る理由になっていました。
中には赤裸々な恋愛事情を披露するカップルも多かったことから、子供には見せたくない番組としてランクインされることも多かったです。

番組が始まった頃にはお笑い要素が強かったものの、徐々に恋愛の悩みが重い内容になってきたことから、カップルの結末が残念なことになる事例が多くなっていきました。
悩みの相談が相手の浮気だったり、家族同士が仲が悪いなどの内容が増えてきたことから、その後の結末がドロドロの内容になることも多く、カップルの仲が修復不能になるケースも多くなったそうです。
出演したカップルには支持率に応じて様々なプレゼントが進呈されていましたが、結局は別れることになったカップルがプレゼントをどのように使ったのかはわかりません。

かつては深夜番組でしたが、高視聴率を獲得できる人気番組になったことからゴールデンに進出したものの、徐々に内容が重くなってきたことや他の局で放送している番組の人気が高かったなどの理由から、出演者が一般人のカップルではなく芸能人が出演する他の番組へとリニューアルされることになりました。

キスイヤはヤラセだったのか?

高い視聴率を誇る人気番組だったキスイヤは、度々ヤラセなのではないかと疑惑を持たれることがありました。
例えば、二人の様子をこっそりと撮影していると解説されたシーンでは、こっそりと撮影しているはずなのにはっきりとした二人の音声を拾っていることを疑問視する意見がありました。
こっそり撮影しているなら、音声はどうやって拾っているのかという疑問が出るため、恐らく事前にピンマイクが仕込んであって、それぞれの会話がしっかり拾える状態になっていた、つまり二人は撮影されていることを知っていたと推測することができます。
冷静になって番組を確認してみると、こんなに恥ずかしい話をよくテレビで堂々と話せるなと感じる内容も多かったため、確実に全てはヤラセとは言い切れなくても多少演出が指示されていた部分はあったのかもしれません。

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