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いきなり結婚生活

あの司会者が愛のキューピッドに!

2006年4月から9月までというかなり短い期間だけテレビ東京系で放送されていた「いきなり結婚生活」は、当時司会者として大人気だったみのもんたさんが恋のキューピッド役として男女の結婚を見守るという番組でした。
予想もつかないようなハプニングがあったり、男女間の戸惑いや恋の駆け引きに敗れた人の涙もあったりと様々な感情が入り乱れるバラエティ番組でした。

参考:http://www.tv-tokyo.co.jp/ikinari/index.html

強制結婚生活が見どころ

番組内容は結婚したいと考えている男女がお見合いをするというもので、お互いに結婚相手を探しているけどなかなか見つからないという人たちが参加していました。
他の番組と異なる独自のルールとしては、花嫁候補として参加する女性は一人で、花婿候補として参加する男性は二人という点です。
それぞれの男性とお見合いをしてもらって、3泊4日の結婚生活を営んでもらった結果、結婚相手としてどちらが相応しいのかを判断しなければいけません。
しかも、男性から女性へのプロポーズはスタジオ内で行われることから、どちらかを選ぶ際には緊張感が他の出演者にもひしひしと伝わってくるような印象を受けました。

ある意味、お見合いをしただけでは結婚相手として最適なのかを判断するのは難しいものです。
実際に暮らしてみなければ相手の良いところだけでなく、悪いところも見えてきません。
結婚生活が始まってから嫌な部分ばかり見えても取り返しがつかなくなる場合が多いため、番組の趣旨としては良かったのではないかと思われます。
ただ、男性をどちらか選ばなければいけないという状況に追い込まれる女性の気持ちと、自分が選ばれないかもしれないという男性の気持ちを考えると、少しかわいそうな番組だなという印象を受けました。

番組の問題

出演する花婿候補は、基本的には自営業が多くて年商で数億円を稼ぐ事例もありました。
年収だけでなく、容姿がとてもカッコいいという場合もあり、女性にとっては玉の輿を期待できる展開になることも多かったようです。
しかし、実際に出演していた男女は素人だけでなく、劇団出身者も含まれていたことからヤラセだったのではないかとの指摘もあったそうです。

また、出演している男性は自営業が多かったのは、結婚をしたいと願っているよりも自分の仕事をアピールして業績を伸ばしたかったとの思惑が存在していたとされています。
このような問題については、出演者の近しい間柄から噴出した問題だと言われているため、その後の人間関係に大きな亀裂が生じるきっかけになったとも言われています。
番組の内容としては画期的だったため、とても短い期間で打ち切られてしまったこと、ヤラセとも言われかねない問題点があったことが非常に残念でなりません。

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